リスティング広告キーワードのマッチタイプって？完全一致／フレーズ一致／部分一致／絞り込み部分一致をわかりやすく解説！

リスティング広告（Google広告・Yahooプロモーション広告）では、
キーワードを設定する際に、マッチタイプを登録します。

このマッチタイプを設定する事で登録したキーワードと、
ユーザーが検索したキーワードとどれだけ一致したかで広告を掲載することができます。

このマッチタイプは４種類あります。

完全一致
フレーズ一致
部分一致
絞り込み部分一致

このマッチタイプは、それぞれキーワード単位に設定を行います。

マッチタイプ４種類を使い分ける事で、
広告の掲載機会を増やしたり、減らしたりすることができます。

Google広告、Yahooプロモーション広告とも、４種類のマッチタイプがあり、特徴はほぼ同じです。
それでは、マッチタイプをそれぞれ解説していきます。

マッチタイプとは？

マッチタイプは完全一致／フレーズ一致／部分一致／絞り込み部分一致の４種類あります。

この４種類を使い分ける事で、広告の掲載機会をコントロールし、ランディングページへ誘導します。

一番、広告の掲載機会が多いのは、部分一致、
その次に、絞り込み部分一致、フレーズ一致、完全一致となってきます。

次にマッチタイプ４種類のそれぞれの説明になります。

マッチタイプ	説明
完全一致	登録したキーワードと同じキーワードで検索された場合に広告が表示する。
フレーズ一致	登録したキーワードと同じか前後に文字がある場合に検索された場合に広告が表示する。
部分一致	登録したキーワードの類似語・関連語で検索された場合に広告が表示する。
絞り込み部分一致	登録したキーワードが語順関係なしで同じキーワードが検索された場合に表示する。

と。。。
言葉でいっても分かりづらいと思いましたので、
それぞれのマッチタイプでキーワードを上げて広告掲載される範囲の具体例を作成しています。

リスティング広告の基礎になりますので、何度も見て覚えて下さい！

完全一致で広告掲載される範囲

完全一致とは、登録したキーワードとユーザーが同じ語句で検索された場合に広告を表示します。
そして、同じ語句でカナ、英語と同じであるキーワードも完全一致の類似パターンと認識し広告を出します。

以下、完全一致で「ダイエットサプリ」を登録し、
ユーザーが検索したキーワードで広告が表示する／しないの例になります。

ユーザーが検索したキーワード	完全一致で「ダイエットサプリ」を登録
ダイエットサプリ	表示する
ダイエツトサプリ	表示する（類似パターン）
だいえっとさぷり	表示する（類似パターン）
ダイエットタブレット	表示しない
ダイエットサプリランキング	表示しない
安いダイエットサプリ	表示しない

完全一致を使う場合にオススメなのが、商標キーワードで集客したい場合です。
ランディングページには、商標キーワードの商品を用意することで、
検索ユーザーが探している情報とマッチします。

リスティング広告で一番成約率が高くなるマッチタイプになります。

しかしながら、
完全一致は、数あるキーワードの一部に過ぎません。
広告掲載機会を広げるという意味では限界があります。

フレーズ一致、部分一致、絞り込み部分一致と
組み合わせて広げていくと、良いでしょう！

完全一致のポイント

マッチタイプで一番成約率が高くなる傾向がある！

フレーズ一致で広告掲載される範囲

フレーズ一致は、登録したキーワードと完全一致するか、登録したキーワードの前後に語句を含むキーワードで検索されると広告が表示します。

以下、フレーズ一致で「ダイエットサプリ」を登録し、
ユーザーが検索したキーワードで広告が表示する／しないの例になります。

ユーザーが検索したキーワード	フレーズ一致で「ダイエットサプリ」を登録
ダイエットサプリ	表示する
ダイエツトサプリ	表示する（類似パターン）
だいえっとさぷり	表示する（類似パターン）
ダイエットサプリコンビニ	表示する
マツキヨダイエットサプリ	表示する
ダイエット安いサプリ	表示しない
サプリダイエット	表示しない

「ダイエットサプリ」とフレーズ一致で登録した場合、
この２つの語の間に、別のキーワードが入ると広告表示しません。
そして、２つの語の順番も逆になった場合も広告表示しませんので注意してください。

同じキーワードで検索されるか、キーワードの前後に別の語句が付いて検索された場合に広告表示します。

フレーズ一致を使用することで、完全一致より掲載機会を多くします。
フレーズ一致は、広告費を押させて、掲載機会を多くしたい場合にお勧めのマッチタイプになります。
絞り込み部分一致も同様の事が言えます。下でご説明します。

しかし、フレーズ一一致だとクリックされたくないキーワードが出てきます。
物販ですと「キャンセル」等、販促に繋がらないキーワードで集客してしまいます。

その場合は、除外キーワード設定ができますので必ず活用して下さい。
参考：Google広告の除外キーワード・検索語句を使って利益を伸ばす！設定方法を解説

フレーズ一致のポイント

・完全一致より掲載機会が増える。
・除外キーワード設定を活用する。
参考：Google広告の除外キーワード・検索語句を使って利益を伸ばす！設定方法を解説

部分一致で広告掲載される範囲

部分一致で登録した場合、キーワード単価が高いほど、
様々な検索キーワードに配信する傾向があります。

マッチタイプを部分一致で出した場合は、
出して見ないと、どのキーワードで配信されているか掴めません。

ただ、掲載機会を一番多く取れるのが部分一致です。

キーワード単価を低くし徐々に上げていく事で、
予期せぬキーワードを見つける事も可能ですので、うまく付き合うと良いと思います。

それでは、下の表で「ダイエットサプリ」部分一致で登録した場合、
ユーザーが検索したキーワードに対して掲載されるか一覧表と作ってますので参考にして下さい。

ユーザーが検索したキーワード	部分一致で「ダイエットサプリ」を登録
ダイエットサプリ	表示する
ダイエツトサプリ	表示する（類似パターン）
だいえっとさぷり	表示する（類似パターン）
ダイエットサプリコンビニ	表示する
マツキヨダイエットサプリ	表示する
ダイエット安いサプリ	表示する
サプリダイエット	表示する
ダイエット痩せる	表示する
飲むダイエット	表示する
痩せたい	KW単価次第で表示
ダイエット	KW単価次第で表示

部分一致を使う時は、フレーズ一致でも説明したように
除外キーワード設定をうまく利用することで掲載されたくないキーワードを登録できます。

除外キーワード設定を必ず使って下さい。
参考：Google広告の除外キーワード・検索語句を使って利益を伸ばす！設定方法を解説

部分一致のポイント

・広告の掲載機会が一番多い。
・最初はキーワード単価は低く始める。
・予測しなかったキーワードが見つかる。
・除外キーワード設定を活用する。
参考：Google広告の除外キーワード・検索語句を使って利益を伸ばす！設定方法を解説

・他のマッチタイプと比べると広告費がかかるので注意！

絞り込み部分一致で広告掲載される範囲

絞り込み部分一致では、複数の語が検索したキーワードに含まれている場合に広告が掲載されます。
フレーズ一致より、掲載機会が多く、部分一致よりは掲載機会が少ないマッチタイプになります。

それでは、下の表で「ダイエットサプリ」絞り込み部分一致で登録した場合、
ユーザーが検索したキーワードに対して掲載されるか一覧表と作ってますので参考にして下さい。

ユーザーが検索したキーワード	絞り込み部分一致で「ダイエットサプリ」を登録
ダイエットサプリ	表示する
ダイエツトサプリ	表示する（類似パターン）
だいえっとさぷり	表示する（類似パターン）
ダイエットサプリコンビニ	表示する
マツキヨダイエットサプリ	表示する
ダイエット安いサプリ	表示する
サプリダイエット	表示する
ダイエット痩せる	表示しない
飲むダイエット	表示しない

「ダイエットサプリ」と登録した場合、
「ダイエット」と「サプリ」この２つの語句が含まれた場合に広告が掲載されます。

フレーズ一致と少し似ていますが、
語句の順番が関係ないので、フレーズ一致より掲載機会が多いのが特徴です。

部分一致と比べると必ず指定したキーワードで広告が表示するので、
広告費を抑える事ができるマッチタイプになります。

絞り込み部分一致を使う時は、フレーズ一致・部分一致でも説明したように
除外キーワード設定をうまく利用することで、掲載されたくないキーワードを登録できます。

除外キーワード設定を必ず使って下さい。

絞り込み部分一致のポイント

・広告の掲載機会がフレーズ一致より多い
・除外キーワード設定を活用する。
参考：Google広告の除外キーワード・検索語句を使って利益を伸ばす！設定方法を解説

マッチタイプごとで広告掲載される範囲

それでは、マッチタイプが分かって来た所で、最後に。。。

キーワード「ダイエット　サプリ」を
それぞれのマッチタイプで登録した場合、
広告が表示するか、表示しないか纏めている表になります。

ユーザーが検索したキーワード	完全一致	フレーズ一致	部分一致	絞り込み部分一致
ダイエット　サプリ	○	○	○	○
ダイエット　サプリ　ランキング	×	○	○	○
オススメ　ダイエット　サプリ	×	○	○	○
サプリ　ダイエット	×	×	○	○
ダイエット　酵素　サプリ	×	×	○	○
痩せる　サプリ	×	×	○	×